2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

宮本浩次、ドストエフスキー説

自分のことを薄情だと思う。 2年近くこのブログも放置していた間、ライブ休業となっても深刻に捉えるでもなく、ゆるりと復帰を待っていた。 映画も見れなかったし、欲しいなと思ったライブ集DVDもまだ買ってない。 ここひと月ここに文章を書いていた時の熱な…

大阪野音 涙を流す男

この曲はまだ明るいうちに演られた。 ルーズな感じの曲調が秋晴れの空気感とよく調和して、特に印象深かった。 出だしでトミが、右手前方の地面だかヘリをカカカっと叩いたので、もうその時点で楽しくなる。 サザンロック調というのかカントリー調というのか…

大阪野音 歴史

大阪野音の幕開けは「歴史」だった。 そしてそれは、僕にはまったく新しい曲に聞こえた。 過去に、もう本当にエレカシに愛想がつきたもう知らん、となった瞬間がある。 それが初めてアルバム「扉」冒頭のこの歌を聞いた時だった。 幾つかの条件が揃っていた…

大阪野音 風に吹かれて

風に吹かれてが聞けてよかった。と思っていたら、不思議なものでこの青春の歌と符合する事件が起こった。 ほとんど野音と関係ないが。 というのも今日、20年前に振られた年上の女性と会食することになったのである。 当時、友人のAと同じタイミングで告白し…

大阪野音 大地のシンフォニー

ここのところ数年間は、必ず開演前に軽い酩酊状態となり演奏中は始終涙をボロボロ流す、時には小さく嗚咽することすらある、というのが僕の標準的なエレカシ鑑賞法である。 しかし昨日は、キチンと聞くべしと素面で臨んだため、社会的な体面を保つ慣性が働き…

2013年大阪野音2日目

見事な秋晴れの中、1曲目歴史のイントロが流れて客席が沸いた。 こうして始まった2013年大阪野音最終日を一言で象徴するのが、あるMCでの宮本の言葉である。 「プロみたいになりました」と終盤のMCで宮本は言った。 僕はその時点で、違う言葉で同じような感…