佇む俺の咆哮

ジョニーが佇み彷徨しながら咆哮している。

 

 

 

要するに私は一人佇んでいる。

楽しげな皆の団居の中で。

存在は彷徨い、吹きさらされ、最期の音はこの耳でたった一人で聞く。

 

咆哮は、声ではなく音だ。

魂が咆えたける振動だ。

こんなにも繊細に、こんなにも無様に、

それは誰もいない街に響く。

それは、昇る太陽までまっすぐ届いて共鳴する。