どうしてもこれが書きたい

久しぶりに夜のニュースの時間に帰ってきて、それを見てしまって、カッとなった。

こういうことだ。

そこらのアホどもに 比べれば
俺の方がいくらか 気が利いてるだろうが


秘密保護法とやらで、アホどもが浮かび上がってる。
アホは大抵、テレビの中でしたり顔。
知る権利が危ないー、民主主義の根本が崩れるー。
みんなおんなじ事を言ってる。
すなわちアホだ。


ここ数年で起こったことをもう忘れてやがる。


民主党(笑)
官僚叩き(笑)
事業仕分け(笑)
マニフェスト(笑)


みんなが急に同じ事を言い出した時、それはほぼ100%間違いだったじゃないか。
アホが声高に熱弁して、アホが我も我もと電波に乗せて紙に書き、それをアホ同士が顔を見合わせながらウンウンと頷いて同んなじ事を話し出す。
こうなったら、誰も自分の頭で考えてないんだ。
だからほぼ常に間違ってしまうじゃないか。
70年前の戦争の時だってそうだったんじゃないのか。
いま戦争反対、怖いから秘密は良くないね、とお手手つないで仲間感を出してる連中。
次に戦争があったとしたら、こいつらは間違いなく旗を振ってバンザイしてそうだ。


腑抜けたドタマ、フル回転させるまでもなく、答えは明瞭だ。
テレビでみんなが同じ事を言い始めたら、条件反射で嫌悪感を覚えるべきだ。
得体の知れない同調圧力には、強烈に抵抗するべきだ。
でかい声が無条件で正しいなんていう、何の根拠もない言説。クソ喰らえだ。
民主主義が無条件で素晴らしいわけがないんだ。
仕方がないからそれをやってるに過ぎないことに、なんで気づかないのか、アホどもは。


知る権利なんかも相当怪しい。
自分のアホさ加減に目をつぶっているアホにモノを教えると、分からないままにすぐ大声で主張し出す。
で、その声の大きさの反響音を聞いて、みんなそう言ってるよねと安心して、それで分かったことにしちゃう。
救いようがない。


物事は本質的に複雑なんだ。
そう簡単に解きほぐされて分かるわけがないんだ。
分からないうちは言わない。
大声出していいのは、そういう姿勢を保とうとする人、例えば宮本さんだけでいいんだ。
分かることだけを大声で歌おうとするから、その歌詞はいつだって自分のことじゃないか。
正直で誠実とは、エレカシの歌のことをいう。
その誠実なものが、世間に支持されることこそが、素晴らしいんじゃないか。


大衆性批判、メディア批判の文章としてはここまで上出来だと思ったが、まてよ。
秘密保護法反対の大合唱は、いつも安定してアホなマスコミが、多数感を演出しているだけかもしれない。
人々はそんなこと分かってて、案外冷静なのかもしれない。
そうだとしたら、まんまと引っかかって間抜けではある。


ともあれ、同調することから程遠いエレカシの歌を聴いて、自分が間違ってもアホ側にならないようにする。